花粉症対策に手術は有効?
花粉症対策の一つに手術と言う方法があります。これはどんなものなのでしょうか?
花粉症対策と言えば、鼻水止めなどの薬や、このサイトで紹介しているじゃばらなどの自然食療法があります。
また、マスクやメガネなどを着用すると言う対策もあります。
この他に、実はレーザー手術と言う方法があるのです。
手術と言うとちょっとびっくりしてしまいますが、これは一体どんなものなのでしょうか?
これは、端的に言えば、アレルギーによって腫れてしまう鼻の粘膜を、レーザーで焼くことによって鼻の腫れをおさえると言うものです。
手術となると、凄く効きそうな感じがしますが、その分色々問題もあるみたいです。
ただし、レーザー手術の効果も、問題点も、施術病院や個人によって差がありますことをあらかじめご了承下さい。
費用が高い
花粉症対策のレーザー手術には健康保険が適用されます。
しかしそれでも初診時と手術時合わせておよそ1万5千円程度費用がかかるようです。
じゃばらでの花粉症対策に比べると随分割高です。
術後しばらく痛みが残る
レーザーで鼻の粘膜を焼く、と言うとちょっと身構えてしまいますが、術中はほとんど痛みを感じることは無いようです。
しかし、術後麻酔が切れると、数日間ほど痛みが続くことがあるそうです。
その場合は、痛み止めなどを服用して対応することになります。
術後、かさぶたが出来る
手術後焼いた鼻の粘膜の部分にゼリー状のかさぶたが溜まってしまいます。
また血の混じった鼻水が出ることもあるそうです。
これを掃除するために術後1〜2週間は通院が必要になります。
術後、一時的に症状が酷くなる
レーザーによって焼いた部分が、一時的に却って腫れあがるので、鼻づまりの症状は1〜2週間ほどむしろ酷くなります。
上記した通り、腫れが引くまで通院が必要になります。
治療の効果は2年程度
レーザー手術は一度すれば終わりと言う訳ではありません。
もちろん個人差はありますが、手術の効果が2年程度と言われています。
人によっては次の年には再発してしまうこともあります。
風邪を引きやすくなる可能性がある
これももちろん、個人差はあります。
元々鼻の粘膜は体外から入った細菌やウイルス、チリなどを防ぐためのものです。
これを無理やり焼いてしまうので、異物が体内に進入しやすくなります。
また、レーザー手術は花粉シーズンの2ヶ月ほど前に受けるのが理想ですので、
インフルエンザが大流行する季節に受けることになります。
ちょっと不安ですね。
鼻以外に効果はない
当然ですが、目のかゆみや充血など花粉の症状が目に出てしまった場合、このレーザー治療は効果がありません。
目をレーザーで焼くなどと言うことももちろん出来ません。
花粉の症状は全身に起き得ます。
レーザー手術では根本的な解決は出来ないのです。
最大の花粉症対策は免疫システムの根本を改善することです
薬や、手術など人工的な対策法ではどうしても、あっちを立てればこっちが立たずな対策になってしまいます。
花粉症は体内の免疫システムが過剰に反応して起きる疾患です。
この過剰反応を鎮めることが大事です。
安価で、通院も不要、かつ副作用などが一切ない方法はやはり、じゃばらです。