目や鼻の粘膜部分に集中 花粉症の症状とは

花粉症の症状は主に目と鼻に集中しています。何故なのでしょうか?主な花粉症の症状をご案内します。

皆さんは花粉症と言われてどんな症状を思い浮かべるでしょうか?

 

まずは鼻水でしょう。鼻がズルズルになってしまう。鼻水が常にダラダラと垂れてきて通勤や通学中もティッシュが手放せなくなってしまい、仕事も授業も集中出来ない。下手すると寝る時まで・・・

 

一時的なものでなく1日中鼻水が絶え間なく出続けることが特徴です。何度も鼻をかんでいると、ティッシュで皮膚がこすれて、鼻と口の間が赤く腫れあがってヒリヒリしてしまいます。

 

それから鼻づまりです。鼻水と複合的に起きることが多いのです。鼻水によって詰まったり、鼻の中が充血して詰まったりします。

 

これが嗅覚や味覚の障害を引き起こしたり、呼吸困難を引き起こしたりします。
呼吸困難が睡眠の障害を起こすこともあります。 

 

これらは多くの花粉の時期に苦しんでいる方が経験することだと思います。私もじゃばらと出会う前に鼻水と不眠で憂鬱な日々を過ごしたことを、私の花粉症体験談3でご紹介しています。

 

またさらにくしゃみ、鼻の中には鼻水がたっぷり装填されているので、マスクをしていないと大変な事になります。

 

 

続いては目です。目については目のかゆみが主な症状として出てきます。

 

目に出る花粉症の症状を特にアレルギー性結膜炎と言うことがあります。詳しくはアレルギー性結膜炎とはのページをご覧になって下さい。

 

アレルギー性結膜炎は、ダニやハウスダスト、ウイルスなどによって引き起こされることもあるのですが、花粉が原因であることも多いです。私も子供時代に患っていました。

 

また花粉によるアレルギー性結膜炎は、スギ花粉の季節である春だけでなく、夏まで続くことがあります。

季節ごとの詳細な花粉症の症状については、花粉の種類・対策の項目の、

 

 

のページをご参照下さい。

今ご紹介した、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみを一般に花粉症の4大症状と呼んでいます。

 

しかし花粉症の症状は上記した4大症状だけでなく、それ以外の症状も多くあります。特に目は、かゆみだけでなく瞳の充血、まぶたの腫れ、ただれ、涙、目やになど多様な症状があります。

 

花粉症の大半の症状が粘膜部分に出ます。これは粘膜部には肥満細胞(マスト細胞)と言う細胞があるからなのですが、それについては花粉症と肥満細胞のページをご覧になって下さい。

 

また顔全体が腫れる、むくみや発熱などの症状やのどや気管支、首筋などに症状が出る場合もあります。より詳細な花粉症の症状については別ページで紹介します。

症状が表れる部位 具体的症状
アレルギー性結膜炎 目のかゆみ 充血 涙 目やに まぶたの腫れ 参照:花粉症と目の症状

アレルギー性鼻炎 鼻水 くしゃみ 鼻づまり 
参照:花粉症と鼻の症状

むくみ かゆみ 赤面症 ヒリヒリする痛み 乾燥肌 湿疹 花粉症皮膚炎 女性に症状が多い
参照:花粉症と顔の症状

口腔アレルギー症候群 果物などを食べると、口内がかゆくなる 唇や顔が腫れる 吐き気をもよおす アナフィラキシーショックを起こす場合も

参照:花粉症と口の症状

のど のどの腫れ かゆみ 痰(たん) せき アレルギー性咽頭・喉頭炎(いんとう・こうとうえん) 喘息(ぜんそく) 風邪に似た症状が起きる

参照:花粉症とのどの症状

その他 胃腸のむかつき 吐き気 下痢 耳のかゆみ 頭痛 全身の倦怠感 発熱 うつ病

参照:花粉症とその他の症状